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中国女優・呉謹言が『瓔珞』の撮影で使った香水3選|役作りで選んだ香りとは?

『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』で、魏瓔珞を演じた呉謹言(ウー・ジンイエン)さん。

実は撮影中、魏瓔珞の心境や人生の変化に合わせて、まとう香りまで変えていたそうです。

姉の死の真相を追って宮廷へ入った頃。

富察皇后と出会い、その優しさに触れた頃。

長春宮が、瓔珞にとって安らげる場所になった頃。

魏瓔珞の人生が動くたび、呉謹言さんが選ぶ香りも変わっていきました。

目には見えない「香り」まで使って、魏瓔珞という人物を作っていたのです。

この記事では、呉謹言さんが『瓔珞』の役作りに選んだ香水と、その香りに重ねた魏瓔珞の心境をたどります。

※この記事には『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』のストーリーに関する内容が含まれます。未視聴の方はご注意ください。

なお、呉謹言さんの香水については、ご本人が当時「小紅書(RED)」で紹介した内容を報じた、VOGUE Taiwanなど2018年当時の複数メディアを確認して構成しています。
現在、当時の投稿そのものは確認できていないため、複数の記事で内容が一致している情報を中心に紹介します。


呉謹言さんは『瓔珞』の役作りで香水を変えていた

2018年当時のVOGUE Taiwanでは、呉謹言さんが小紅書で紹介した内容として、演じる役に合わせて香水を選び、人物の変化に合わせて香りも変えていたことが紹介されています。

Marie Claireでも、役に合う香水を選び、撮影中はその香りを使っていたという本人の話が紹介されています。

衣装やメイクと違って、香りは画面には映りません。それでも香りまで選んで役に向き合っていたというのは、興味深い役作りです。

『瓔珞』でも、魏瓔珞の心境や置かれた立場が変わるにつれて、選ぶ香りを変えていました。

「魏瓔珞ならこの香り」と一本に決めていないこと。

宮女として紫禁城に入ったばかりの頃と、富察皇后と出会ったあとでは、選んだ香りが違います。

役作りに使ったことを複数の当時記事で確認できたのは、次の3つです。

魏瓔珞の時期香水香りに重ねたもの
入宮したばかりの頃Serge Lutens「Gris Clair」冷たさの奥に残る少女らしさ
富察皇后の影響を受けた頃Buly「オー・トリプル ローズ・ドゥ・ダマス」皇后の優しさと包容力
長春宮で穏やかに過ごす頃Maison Margiela「Lazy Sunday Morning」安心感と穏やかさ

このほか、呉謹言さんが魏瓔珞と乾隆帝をイメージしたと紹介されているTOM FORDの香りもあります。

こちらは撮影中に役作りとして使ったことまでは確認できないため、3つの香水とは分けて、記事後半で紹介します。

入宮したばかりの魏瓔珞|Serge Lutens「Gris Clair」

最初に呉謹言さんが選んだのは、Serge Lutens(セルジュ・ルタンス)の「Gris Clair(グリクレール)」。

この頃の魏瓔珞は、姉の死の真相を突き止めるために紫禁城へ入ったばかり。

頭の回転が速く、理不尽なことには黙っていない。相手が誰であろうと、簡単には引き下がりません。

その一方で、仲間が困っていれば放っておけない、優しい一面もありました。

そんな入宮直後の魏瓔珞に、呉謹言さんが選んだのが「Gris Clair」です。

ラベンダーを中心に、煙を思わせる香りやウッディな香りが重なる、どこか冷たさを感じさせる香水。

呉謹言さんは、この香りに当時の魏瓔珞が持つ、外の世界を拒むような冷たさを重ねていたそうです。

でも、冷たいだけではありません。

香りの奥には、ほのかな甘さもあります。

そこには、強く見える魏瓔珞の内側にまだ残る「少女らしさ」が重ねられていたのかも。

復讐のために紫禁城へ入り、誰にも負けまいと立ち向かう強さ。

それでも失われていない、仲間を思う優しさ。

「冷たさの中に甘さが残る」という香りは、入宮したばかりの魏瓔珞によく似ています。

現在もセルジュ・ルタンス公式で販売されている「Gris Clair」。75mlの特別なコレクションとして販売されています。

▶セルジュ・ルタンス公式「Gris Clair」を見る

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富察皇后の影響を受けた頃|Buly「オー・トリプル ローズ・ドゥ・ダマス」

富察皇后と出会ったあとの魏瓔珞に、呉謹言さんが選んだのは、Buly「オー・トリプル ローズ・ドゥ・ダマス」。

魏瓔珞はもともと、仲間を思う情の深い女性でした。

けれど、やられたらやり返す。理不尽な相手には容赦しない。

そんな瓔珞に大きな影響を与えたのが、富察皇后です。

身分の低い宮女である瓔珞を守り、時には厳しく諭しながら、人を許すことや思いやることを教えてくれました。

呉謹言さんは、この頃の魏瓔珞に「ダマスクローズ」の香りを重ねています。

華やかなローズの香りは、富察皇后が持つ優しさや包容力を思わせます。

それまで自分の力で道を切り開いてきた魏瓔珞が、富察皇后と出会い、その優しさに触れて少しずつ変わっていく。

香りが変わったことにも、二人の関係の深まりが表れているように感じます。

🔽 富察皇后を思わせる「ローズ・ドゥ・ダマス」を見てみる

長春宮で穏やかに過ごす頃|Maison Margiela「Lazy Sunday Morning」

長春宮で過ごす魏瓔珞に、呉謹言さんが選んだのは、Maison Margiela(メゾン マルジェラ)の「Lazy Sunday Morning(レイジーサンデー モーニング)」。

名前の通り、休日の朝を思わせる穏やかな香りです。

姉の死の真相を追い、周囲を警戒しながら紫禁城へ入った魏瓔珞。

富察皇后と過ごすうちに、長春宮は彼女にとって心を許せる場所になっていきます。

呉謹言さんは、皇后のそばで感じる安心感や穏やかな気持ちを、この香りに重ねたそうです。

物語の進行とともに香りまで変えていた呉謹言さん。

表情や台詞だけでは分からない、役作りへの細やかなこだわりを感じる撮影秘話です。

🔽 魏瓔珞がまとった香りを試してみる

香りに注目してみると、中国では香水よりずっと前から「香」が文化として親しまれてきました。

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番外編|魏瓔珞×乾隆帝をイメージしたTOM FORD「WHITE SUEDE」

もうひとつ、『瓔珞』にまつわる香水があります。

TOM FORD(トム フォード)の「WHITE SUEDE(ホワイト スエード)」です。

呉謹言さんが誕生日にもらった香水で、もともと好きだったウッディ系やパウダリーな香りに、ローズとムスクが重なった香りをとても気に入ったそうです。

当時のメディアでは、呉謹言さんがこの香りを、魏瓔珞と乾隆帝のカップル「衛龍CP」のようだと表現したことが紹介されています。

ただし、先ほどの3本とは少し事情が違います。

今回確認した資料では、『瓔珞』の撮影中に役作りとして使っていたことまでは確認できませんでした。

それでも、呉謹言さん自身が「魏瓔珞と乾隆帝」を思い浮かべた香りと聞くと、ちょっと気になります。

『瓔珞』好きなら、紫禁城を訪れる日にまとってみたくなる香りですね。

🔽 魏瓔珞×乾隆帝をイメージした香りを見てみる


まとめ|香りまで役作りに使っていた呉謹言さん

呉謹言さんは、演じる人物に合わせて香水を選び、撮影中もその香りを使うという役作りをしていました。

『瓔珞』では、さらに魏瓔珞の心境や立場の変化に合わせて、選ぶ香りまで変えています。

紫禁城に入ったばかりの頃。
富察皇后の優しさに触れた頃。
長春宮で穏やかに過ごしていた頃。

同じ魏瓔珞を演じながら、その時々の瓔珞に合わせて香りを選んでいたのです。

画面には映らない香水まで役作りに取り入れていたと知ると、呉謹言さんの細やかなこだわりに驚きます。

次に『瓔珞』を見るときは、魏瓔珞の表情や衣装だけでなく、「この頃はどんな香りをまとっていたんだろう」と想像してみるのも面白そうです。

そしていつか紫禁城を訪れるなら――。

魏瓔珞を思い浮かべながら、同じ香りをまとって歩いてみたい。

……かなり本気でやってみたいです(笑)。しかし、高い・・・😱

紫禁城を訪れるなら
午門の外観。赤い巨大な門と黄金色の屋根がそびえる紫禁城の正門。
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